fieldの水域では時折サギたちの姿が見られる。
1月の終わりに北側の湿地を久しぶりに訪れると大きな白いサギが立っていた。
「ダイサギ」で、まさかいるとは思っていなかったのでちょっとビックリした。
ダイサギ0130-1 .jpg




















向こうはこちらに気付いているはずだが少し距離があったのでお構いなしに餌を探していた。
ダイサギ0130-2.jpg



















以前から気にはなっていたが放置していたダイサギには亜種ダイサギと亜種チュウダイサギがいるということについて調べてみた。


亜種ダイサギ(Ardea alba alba)・・・大陸(主に西南シベリア以西)で繁殖し一部が日本でも越冬する
亜種チュウダイサギ(Ardea alba modesta)・・・
東南アジア・オーストラリアに分布し日本に夏鳥として飛来、春から夏に本州以南で繁殖し一部が越冬している。

見分け方は亜種ダイサギはアオサギと同等か少し大きく、脛と附蹠にかけてが黄白色か単色。
亜種チュウダイサギはアオサギと同等かやや小さく、脛と
附蹠が黒っぽい。
                    (大阪南港野鳥園HP、WEB日本の野鳥識別図鑑参照)

fieldで見られるのは分布から亜種チュウダイサギで冬季は両種が混在すると思われる。

以上のことから上の写真を見てみると大きさはわからないが足が全て黒っぽいので亜種チュウダイサギという事になる。

過去fieldで撮った写真を探してみたらほとんどの足が黒かったが2月と3月に足の脛が黄白色の個体を撮っていた。これが越冬中の亜種ダイサギなのだろう。
まぁ種としてはどちらもダイサギなのでこれまで通りダイサギで良いと思う。

※鳥の専門家の方から、足の色は変異が多く亜種識別には当てはまらず大きさが確実というコメントをいただきました。そうなると普段見慣れていないとやはり亜種の識別は難しそうです。まぁ無理に識別せずダイサギでいいですね。
ダイサギ230226.JPG















ダイサギ20150330.JPG















2025年1月30日 東京都 ペリカン目サギ科 ダイサギ(亜種チュウダイサギ)
カテゴリー 鳥類
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