レプラゴケの仲間だろうか。
こういった場所を好む虫たちがいるので、ちょっと期待して老眼鏡をかけてじっくりと見てみた。
一番みたいと思う虫がなかなかいない中、見つかったのは予想を反して・・・だった。
詳しい方ならこの色から連想されるだろう、樹皮に擬態しているといわれている「キノカワガ」。
昨年の初冬から雑木林のコナラや神社の灯篭などを探してきたが全く見つからずにいた。
これだけ探して見つからないならもう今シーズンは無理かと思った矢先だった。
少し上の幹の探索を進めるとまたいた!
先ほどより緑が濃く前翅中央の横線の色も濃い個体だ。
さらに上へと見ていくといるいる、この木で5個体が見つかった。
いやいやここにこんなにいるとは思ってもみなかった!
キノカワガの翅の色や模様は個体差が様々あって写真に収めるのが楽しい。
少し離れたところにもこの木ほどではないもののコケが生えたスギがあった。
念のために見てみると、おおっ~いた!
根元に近いところに1頭。
今までスギの樹皮で見た記憶が無いが、やはり体の色に似た苔がある事でここに集まったのではないかと思われる。苔の色と自分の翅の色がわかっているのかは定かではないのだが、こういったことを現認するとそうではないかと思わざる得ない。
これでトータル6個体と1日で今シーズン見られるであろう目撃数を一気にGETした気分で非常に嬉しい!!
2025年2月3日 東京都 チョウ目コブガ科 キノカワガ