今まで毎冬フユシャクが見られるトイレがいくつもあったのだが、照明がLEDに替わったり夜間消灯してしまったりでその数が減ってしまった。
ここは今でも見られる稀少な場所になっている。
この日まず見つかったのは「ウスバフユシャク」。
外横線(前翅黒斑下側の線)が外縁まで滑らかなカーブを描くのが特徴だ。
すぐ近くにいたのはウスバフユシャクによく似た「クロテンフユシャク」。
外横線が外縁近くでくの字に曲がるのが見分ける点だ。
これは大きさが先の2種の2/3くらいしか無い小さな個体で何だろうと?
現地ではよくわからなかったのだが、撮った写真を見ると前翅外縁で外横線が曲がっているのでクロテンフユシャクなのだろう。それにしても小さかった。
黒っぽく前翅外縁の形が外側に反っているのは「シロフフユエダシャク」だ。
色の濃さは個体差がありよく似たヒロバフユエダシャクとは前翅外縁の形状や、外横線が外縁に接する角度で見分けることが出来る。
フユシャクの季節はいよいよ終盤に差し掛かったようだ。
2025年2月2日 東京都 チョウ目シャクガ科 ウスバフユシャク、クロテンフユシャク、シロフフユエダシャク