見上げるとイロハモミジ。

あれか、あれだろうかと想像を楽しみしながら探してみると、枝先でお食事中だった。

その正体は「オオミズアオ」の終齢幼虫。
モミジの葉とよく似た美しい黄緑色で景色に溶け込んでいた。

この木にはこの1個体だけだったが近くのイロハモミジを探すと食痕と足元に糞が落ちていた。
これはいるなと探してみると、低い枝先で見つかった。
枝先に頭を向けて葉を食べていたが、近付くと危険を感じたかくるりと方向転換して枝を登って行った。
成虫は年2回発生し今の時期の幼虫は蛹で越冬するようだ。
成虫は毎年1個体見られるかどうかで死んだ亡骸を見る方が多い。
幼虫は広食性だが、糞を頼りに探せば生きた成虫より多く見ることが出来そうだ。
でもやはり美しい成虫を見たいと思うのだが、努力が足りないか・・・

2024年9月30日 東京都 チョウ目ヤママユガ科 オオミズアオ