中にはオスメスが連結して打水産卵しているものもいくつか見られた。
ここで見られる赤とんぼの仲間でアキアカネやナツアカネなどはまだ成熟していない時期で、先日赤く成熟したマユタテアカネのオスを見掛けたがそれよりは大きい。
恐らく「ウスバキトンボ」だろうと思ったが、飛んでいるのを目で追っているだけでは確信が持てなかったので捕まえてみた。
ほとんど模様の無い胸や後翅の広さなどから成熟したウスバキトンボのオスだった。

顔を見ると複眼が真っ赤で額もオレンジ色に。

腹部背面の模様も赤く色付いていた。
ちなみに赤とんぼと呼ばれるのはトンボ科アカネ属のトンボのみで、このウスバキトンボ(ウスバキトンボ属)やショウジョウトンボ(ショウジョウトンボ属)などは赤とんぼとは呼ばれない。
ウスバキトンボは南から北へ片道切符の旅をするが、ここで育ったトンボはやはり北へ向かうのだろうか?

2020年7月26日 東京都 トンボ目トンボ科 ウスバキトンボ