葉のある時期にはまず見つけられないが、葉の落ちた今では鮮やかな緑色がよく目立つ。
エノキやイロハモミジで多く見られた。

たまに卵の付いた繭殻も。

同じヤママユの仲間の「ヤママユ」の繭。
この繭は羽化した痕跡が無く、持つと軽い。
何らかの原因で死んでしまったのだろうか?
右下の白っぽい傷が気になるが・・・
ここ数年、同じ仲間のクスサンのあみあみの繭が見られないのが残念だ。

早くも咲き始めているウグイスカグラの枝にも繭が見つかった。
こちらは持つとずっしりと重い。
本来は秋に羽化しているので重いはずもなく、考えられるのはハチかハエに寄生されその幼虫か蛹の重みだろう。

林床で繭のような物が転がっていた。
繭としては見覚えが無い。
まるで壺のような曲線美。

正面を見ると穴が開いていて、やはり何かの虫の出た繭か?
と、一瞬思いつつもなるほど。
菌類に詳しい方からは見て直ぐにわかるだろうと怒られそうだが、そう、既に胞子を飛ばし終えたホコリタケ、別名キツネノチャブクロだった。
突いても残念、胞子は出なかった。

2018年12月 チョウ目ヤママユガ科 ウスタビガ、ヤママユ、ハラタケ目ハラタケ科 ホコリタケ