この黄色のあみあみ、見覚えがあった。

およそ10年前に埼玉の前職場で見て以来、狭山丘陵では個人的に初めての「アメリカネナシカズラ」だ。
この植物、北アメリカ原産の寄生植物で、発芽時には根があるが寄生する相手を見つけ絡み付くと根は枯れて寄主から栄養分を横取りする。
同じような在来の寄生植物にネナシカズラがあるが、こちらは毎年普通に見られる。
何故ここに今まで見られなかったこの植物が発生したのか?
なるほどである。

近くで見ると直径3mmほどの白い花が固まって咲いていた。
花だけ見ていると綺麗なのだが、結実して種が落ちるとまたここで増えていく。
後日、ボランティアの方が結実前に駆除していただけるとの事で一安心。
来年も注視しなければである。

2018年10月17日 東京都 ナス目ヒルガオ科 アメリカネナシカズラ