一時は多く見られたが、宿主を替える移動の時期はほぼ終わったようだ。

くるりと幹を回って見ると、このところよく見かける「カシワキボシキリガ」がいた。
さすがに樹皮に化けるキノカワガには及ばないが、それでも知らない人から見ればここに蛾がいるとはまず気付かない。

名の通りカシワやクヌギなどのブナ科が幼虫の食草で、今が発生ピークだろうか。
翅の色や紋様は樹皮や樹皮に付着する地衣類にとてもよく似ている。
今日から12月、いよいよキリガやフユシャクの仲間の季節となった。

2017年12月1日 東京都 チョウ目ヤガ科 カシワキボシキリガ